空から雨が降る日。【完】




『進路、どうしよー…』

『んなのてきとーに決めりゃいいじゃん』

『そんなこと言ってられないでしょ!ほら、空雨も書く!』


まだ空雨が、学校に行けなくて病院での過ごしがずっと続いてた頃。

先生に渡された進路の紙を見て私はぐだっていた。


『俺か~俺はやっぱ芸能人かな』

『真面目に書いて』

『ひっでーな!真面目だったらどうすんだよ!』

『人前に立つだけで顔真っ赤にする奴が芸能人になんてなれるわけないでしょ!』

喝を入れると、ちぇっと舌打ちをしてスラスラと書いていく。

『夢、あるの?』

スラスラ書いている空雨に私は疑問を抱き、紙を見た。


だけどそこに書いてあるのは、夢なんかじゃなくて。