空から雨が降る日。【完】




昨日は空雨のことを話はしなかったけど、この人は空雨のことを知っているわけで。
いつ、なにを話されるかわかんない。

優しい人だな、とは昨日思ったけど…まだ、完全に信頼しているわけじゃないし。

正直…プライベートではあまり関わりたくない。

でもそういうわけにもいかず。

「じゃあまた夜に」

「…はい」

会議が終わると、周りなんて関わりなしに私の方に近づいて来て口を開く彼。

深く関わりたくはないのにそうも行かずに、誘われたら行くしかない。


仕事の取引先の相手、だし…これ以上失礼するわけにもいかないし。水、かけちゃったの大分…失礼だもんなあ。

私は事務所に戻ると、会議であったことを全てまとめた。