だけどめんどくさ、と言いながらまた目を逸らす空雨に私は意地でも諦めずまた揺する。 そして 『雫は、雫だろ。飾んなよ』 布団を被ったまま言った空雨の耳は真っ赤で。 『…ありがと』 そう言って部屋に戻った。