空から雨が降る日。【完】




そしてその日はずっと、雨が降り注いでいた。


―――――…


――…


次の日、目が覚めると外はもうすっかり晴れていて。


「んんっ、良い天気」

腕を伸ばして、ベッドから下りる。


「お母さん、おはよう」

「あら、おはよう」

下に降りるとご飯を作っていたはずのお母さんがペンを持って何かを書いていた。

「なに書いてるの?」

気になって冷蔵庫の方に向いているお母さんを除くと、そこに書かれていたのは


―空雨のお墓詣り。


の文字。


「今年は、どうする?」

いつもこの時期になるとおばさんも含めていくお墓詣り。
今まではずっと…参加していなかった。

目玉焼きをお皿に移し替えるお母さんは、私をじっと見て聞く。


不安そうな目に、私はニコリと微笑んで口を動かす。