四年。
それは本当に早い月日で。
あの頃は長かった髪の毛を今は短くしている笠原さん。
今まで結んだところしかみたことがなかったからなんか新鮮な気分がした。
「…あ、指輪…」
ふと左手薬指に輝くものをみつけて声を漏らす。
すると、笠原さんは凄く照れた笑みを浮かべて
「結婚、したんだ…」
と言う。
「わあ…凄いですねおめでとうございます」
「はは。ありがとう。まさか結婚するなんて思ってなかったよ」
「…正直、私もです」
そう言うとなにそれ~と私の肩を叩いて口をあけ笑う。
本当、まさか結婚するなんて思わなかった。
だって昔は仕事が命って感じの人で。
男の人に興味すらなかったって他の看護士さんが言っていたくらいだったから。
「雫ちゃんは?どう?いい人いる?」
「あー…全然。いないですね」
目の前にあるオレンジジュースの中に入っているストローを動かして氷がカランコロンを音を鳴らす。
この人は、私が空雨のことを好きだったことを知っている。

