下に降りるとそこにはお母さんがキッチンに立っていた。
「雫、大丈夫?仕事は?」
「うん、おやすみ貰った。熱は下がったみたいだけど…一応病院行ってみるよ」
といって、リビングのソファに腰掛ける。
「お腹は?おかゆ、作ろうか?」
「あー…うん、じゃあお願いしようかな」
昨日まではみかんゼリーでお腹を満たしていたものの、まあ嬉しかったからよかったんだけど。流石にお腹空いた。
テレビをつけながらお母さん特製のおかゆが出来上がるのを待った。
「ほら、出来たわよ」
アツアツの土鍋を持ってテーブルに置く。
「わ、おいしそう」
蓋を開けると、昔から変わらない。梅が乗っているおかゆ。
風邪をひいていても食欲が湧くと必ずこれが食べたくなる。
「お母さん今日も仕事だけど…大丈夫?一人で行ける?」
「大丈夫だよ。もう子供じゃないんだし、一人で行けるよ」
梅を混ぜて、お小皿によそってフーフーをし口に運ぶ。
「あっつっ」
出来立てはやっぱり熱い。
お母さんに冷まして食べれば、と言われたけどやっぱりアツアツのうちに食べたい。
私はフーフーをしながら、おかゆを全て食べ終えた。

