空から雨が降る日。【完】




「空雨…?」

熱でフラフラする。

私は立ち上がって窓に手をあて、外をみた。
そこはさっき見たよりも、ザーザーと雨が強く降っていて。
ゴロゴロ…という音と共に、空が光る。


あぁ怒ってる。

そう思った。


「ごめん…、ごめん空雨、ごめん…」

謝ったって許してくれるわけない。
だけど、涙と言葉は溢れ出る。

それでも鳴りやまない雷。


怖い。

身体が震えた。


そして次の瞬間自分の口から出た言葉に、はっとした。


「…晴太、助けてっ…」

その声は、震えていて。


私は自分が発したその意味が、理解できていなかった。