空から雨が降る日。【完】



だけど、目を瞑っても瞼の裏に焼き付いて出てくるの空雨。
嫌だと目を開けて、外を見ても思い出すのは空雨。


あぁ、もういやだ。
怖い苦しい。

どうしたらいい?


優子が言っていた、良い思い出。
それは、時間が経てばなるものなのかな。
本当に、空雨を私の中で良い思い出になんてできるのかな。

謝らないといけなかったあの明日が来なくて
ごめんねの一言も、好きだという一言も言えなくて

空雨を置いて、一人で生きて。


それなのに、勝手に空雨をいい思い出になんて…

「私は…きゃっ!」

できないよ…

そう、呟こうとした時外がピカっと光った。