空から雨が降る日。【完】



私は朝から熱が出て、一人学校を休んでいた。
お母さんも仕事で、早めには帰ると言って家を出た。
そこまで高熱でもなかったから寝てればいいかなと思ってベッドに横になって寝ていた。

だけど、なんでだか熱が出ると人恋しくなっていって。

『さみしいなぁ…』

そう、外を見ながら呟いた。

気付けばお腹はグーグーと鳴っているし、食欲はあるしお腹は減っていた。

そう言えばお母さんが下に軽めのもの用意したから食べてお薬飲むんだよと言っていたっけな。

食べに行くか…と思いベッドから置きあがったその時、

『雫!』

いつものベランダから、学校に行っているはずの空雨の声がして振り返った。

いるわけない。ただの幻聴だ。
そう思いつつ、振り返るも、そこにいたのは紛れもない空雨の姿で。

『…なにしてるの?!』

気付けば、大きな声でそう叫んでいた。

『うるせーな。雫寂しがってんじゃねえかって抜けてきたんだよ学校』

『はあ?抜けるってどうやって…』

『家に帰ったらかあちゃんいなくてさ。ラッキーと思って雫んち来たんだけど、おばさんいないなら普通に玄関から来ればよかったか』

と、私に近づきおでこに自分のおでこをくっつける。