そして―…
「うん、いいね。じゃあこれで進めてみよう」
その言葉が耳に届いた時、ぐっと握っていた拳が徐々に開いて。
「や…やったっ!」
私は隣にいた晴太の肩を勢いよく、揺さぶった。
「よかったな」
「あ…、ありがとうっ…ありがとっ…」
はじめての担当。
はじめての大仕事。
それは私にとってすべてがはじめてで不安ばかりで。
だけどきっとこんなにも沢山の人が私を支えてくれたから―…
「よかったな星埜さん!」
「よく頑張ってた!完成が楽しみだな!」
「新人なのに偉い!お疲れ!」
たくさん、たくさん迷惑かけたのに最後までついてきてくれたから―…
「星埜、よく頑張った」
「お疲れさん」
最後まで私を見離さないで、引っ張ってきてくれた上司、晴太がいたからで―…
「皆さん…っありがとうございましたっ…!」
私は涙を流しながら、深く、深くお辞儀をした。

