頭に浮かんで、考えるだけで苦しくて、泣きたくなる。
“明日”
空雨に謝れるそれが来ない限り、きっと私は―…
「あー…もうっ悩んでても仕方ないよね!よし!私、できる限りのこと、する!」
「え?」
「上司が好きだから!頑張る!」
「優子…」
「応援してくれる?」
「当たり前でしょ。またいつでも、何でも聞くよ」
「雫~~~!ありがとう!」
そう言ってまたビール!とおかわりをする。
「ちょ、優子!飲みすぎじゃだめだよっ」
私が言っても止まるはずがない。
そのまま優子の限界が来るまで結局付き合わされていた―…
「じゃあ、寝るんだよ」
「んー…ありあとぉ…」
焼肉屋さんから優子の家が近かったのが唯一の救い。
私は優子を送って家を出て電車に乗った。

