空から雨が降る日。【完】




「先、ありがとう」

頭にバスタオルを巻いて、バスルームに置いてあった服を着て晴太がいる方へ戻る。

「あ、あぁ」

その声は、いつもの晴太とは違っていて。

「晴太も入れば?」

「ん。じゃあそうする」

そう言ってバスルームへと入って行く。


いつもと違う、晴太。
今までご飯を食べて、一緒に仕事をして。だけど違う。

今までに私が見たことのない晴太。

そしてバンっと大きな音がして、思い振り返ってみると

「きゃっ」

腕を強引に引っ張られ私の背中に柔らかいものが当たる。

「…晴太?」

私の上には、晴太がいて。上からぽたぽたと水が垂れてくる。