空から雨が降る日。【完】




「…」

「…」

部屋を取り、入ると無言が続く。

こういうところに入ったことがないわけじゃない。

空雨が死んで忘れるために付き合った人と入ったことはある。
…だけど結局うまく行かず別れてしまったけれど…

「シャワー」

「…ん?」

タオルを頭に羽織っていた晴太が声を出す。

「シャワー、先に入っていいよ」

「あ、うん。…ありがと」

その声に頷きバスルームへ行く。


別になにも緊張することはない。

相手は晴太だ。
どうなるわけでもない。わかってる。だけど