空から雨が降る日。【完】




「…ふふっ」

結局どっちも頼んでもらって二人で分け合いっこしたんだっけ。

「どうした?」

「ううん、なんでもない」

だけど、晴太はそういうことはない。
いつも私に合わせてくれて、いつも紳士だ。

それが晴太の優しさで。

それに気が付いたのも、信頼が大きくなったころだった。


「ねえ、晴太はなんであの時合コンにいたの?」

こんなに紳士で、優しくて周りに気がきく男の人なんてモテるに決まってる。合コンなんて来なくたって、周りに女の人多そうだし。

なのになんで、晴太はあの日、合コンに来ていたんだろう。