空から雨が降る日。【完】




「なにそれ、女子力たかっ」

ぶはっと吹き出す私の頭にチョップを食らわす彼。


「仕方ねえだろ。取引先の人と話してたんだし」

「へえ。お疲れさま」

「え、なになに。嫉妬?」

「は?なんで?」

「なんでって…ひっど…」

「晴太が誰とどうこうなろうと関係ないじゃん?」

「うわー…俺振られた?」

「ていうか、最初から好きじゃないでしょ私のこと」


私にとって、晴太は、今じゃお兄さんって感じだ。
最初の頃に比べると本当印象ががらりと変わった。


「あ、ここ入ろうよ!」

歩いているとおいしそうなお店をみつけて指さす。