空から雨が降る日。【完】




それから私は実家から仕事に通っている。

正直不便なこともあるけど、やっぱり実家が一番落ち着くとこもある。

それに…
空雨を一人置いて新しい道になんて、歩けない。

だっていつもスタートするときは隣に空雨が、必ずいたから。


『スタートなんて、できないよ…』

空雨がいないのなら新しい道は、必要ない。いらない。


ぐっと持っていた鞄を強く握りしめ下を向きながら、歩き続けた。