「さて、冷奈」
『ん?』
「「おいで」」
なんで・・・そうやって光翔と朔叶はあたしが何も言ってないのに・・・
『ッ……うんっ』
ギュッ
ほんと、光翔と朔叶には敵わない
いくら喧嘩であたしが強くても、いくら自分の気持ちから目を背けようとしても、2人には全部見透かされてる
光翔と朔叶がこうやって抱きしめてくれるからあたしは壊れなかった
光翔と朔叶はあったかい
全部全部心から受け止めてくれる
あたしはあの時、2人に・・・帝王に出会って良かった