引きつった笑顔のまま光牙は絶えることなく話を続けてくれた。


おかげで気は楽だった。


そしてそのまま家まで送ってもらった。


「ごめんね。こんな夜遅くに送ってもらって」


私が頭を下げると


「気にすんな。それに、好きなヤツひとりで返せねえだろ」


光牙…。


そんな事言われたら光牙のこと考えちゃうじゃん…。


「あ、ありがとう!」


「おう。じゃあな。おやすみ」


といいながら光牙は駅の方へと歩いていった。


どうしよう。


今夜は眠れそうにないです。