昨日のことが気まずくて望月先輩と目も合わせられない。


けれど


茉凛ちゃんと約束したからには腹をくくるのよ私!


そんなふうに考えているうちに今日の部活は終了した。


さっさと支度を済ませる。


茉凛ちゃんと約束したくせにいざとなる緊張するな。


「ひなた。帰るぞ」


いつものように声をかけてくれる望月先輩。


望月先輩のあとを追いかけるように私は体育館をあとにした。