冬「……あります……」

やっぱり…たしか…母さんの…っ!

 「神代の…なんで…」

冬「組長に言われてきました」

 「っ!…」

今更なんなの?母さんを

助けられなかったから私が

こいつらにつれてかれるの?

そんなのいやに決まってる

 「ねぇ…伝えてよ…帰る気はない」

冬「っ!ですが…」

 「母さんすら助けられなかったら
  あんたらに…守られたくなんてない
  これであんたらが誇る
  神代組を侮辱されたと思うなら
  全員揃ってかかってこい
  私の怒りはそんなに
  浅はかなものではない」

切れかかっていた冬夜を

無視しながら私は泊まる部屋に戻った