そんな、簡単に自分の命を差し出すの?

そんなのはおかしい…

絶対…信じない…

翠「凪穂…俺はお前に惚れたんだ」

握られたその手を…握り返したい

そう思ってしまうのはどうしてだろうか

 「わ、たしは…1人だから…」

翠「これからは俺がいる
  お前が死ぬまで側にいる」  ポロ

私の目からは、暖かいものが

流れていた…

なんだろう…これは…心までもが

流れていくようだ…

翠「すまない…泣かせてしまったか?」

 「泣いてる?」

そうか…これが涙というものなのか