預けた凪穂を見送りながら

俺は奴らをにらみ返した

 「んで?お前ら…凪穂が何されてきた
  のかは知っててきたのか?」

?「え…と…」

全員目をそらしたという事は

何も知らないという事だろう

 「俺が教えてやるよ…てめぇらの
  前の幹部だ…あいつは監禁され
  宮崎沙耶の怒りを全てぶつけられた
  それにお前らは気づいたか?
  何も知らないお前等があいつを
  裏切り者呼ばわりとは…
  世界No.1も落ちぶれたものだな」

ずっと下を向いている男達

今の話を聞いて驚きを隠せない親父達

そんな中で冷静なこえが聞こえてきた

?「そいつらは見逃してください」

後ろを向くと微笑みながら

男達の前まで移動する男

?「っ!秋さん…いつから」

秋「いつ?さぁ何時だろうね
  それより今のは本当かな?劉」

劉「っ!そんなの嘘に決まってますっ
  あの人達がそんなこと…」

秋「俺が誇る姉は…嘘なんか一度も
  ついたことがないんだ…
  劉、琉生、陽…二度とここには
  来るな」

男は顔に似合わず凄い殺気を出している

まさかこいつがあの秋か…