あなたが言うようになど

いくはずもない…

結「ごめんなさい…凪穂様
  ごめんなさい」

誤られたとして…母さんは

もう二度と帰ってこない

あの笑顔も、声も…二度と…

なんで…どうして母さんだったの?

髪の色が可笑しいから?

目の色が可笑しいから?

そんなしょうもない理由で母さんを

殺したの?

 「母さんは言っていた…
  確かにここはひどいところ…でも
  私達を助けてくれる人達もいる
  母さんの治療も…私のケガも
  治してくれているのは知っていた
  でも…母さんはあんた達が
  連れて行かなくてももう…
  永くなんてなかったっ!!
  返してよ…あの時の時間があれば
  もっと母さんと一緒にいられた
  でしょ?」

会いたい…母さんのぬくもりを

感じていたいよ…こんなに

寒いのはもういやだよ…