これは翠の癖なのだろうか

いつも私の首を触ってくる

まるで…親猫が子猫を安心させるみたいに

 「そうだなぁ~
  翠みたいないい男もいないでしょ?」

翠「当たり前だ…そんな奴がいたら
  お前が惚れるだろ?」

少しだけムスッとしながら

言った翠に私は笑ってしまった

 「大丈夫だよ?翠以外の
  男なんか眼中にないから」

あなた以外をしんじることは

私にはできないよ

ねぇ…翠?

私は貴方に出会って沢山のことを

学んできたよ

何が大切で、笑顔がどういうものなのか

涙という者がなんなのか

あなたが教えてくれた

だから…私が貴方から離れることは

これから先…ないんだよ?