いきなり来た山口組、川崎組、水沢組

何とか押さえていたが   

こちらからは手を出せない…

限界のところまで来ていた

そんなとき、突然外が騒がしくなった

それから時間がたたない内に

あいつが来たんだ…

凪「誰が捕まってるって?」

襖を蹴破って入ってきたのは

捕まってるはずの凪穂だった

それに…身体にはあちこちの傷…

それにはさすがの俺達も驚いた

それからはあいつらの言い争いが

始まったが川崎が俺に銃を

向けてきたことで凪穂が動いた

俺に向けられていた銃の弾は

凪穂の肩を掠り墨が見えていた

白く靡く凪穂の髪から見える

黒と青の蝶…そして…間を舞う桜

正直俺は…いや…俺達はそれに

見とれていた

でも…これ以上はだめなんだ

今から殴ろうとしている凪穂を

俺は止めた…こいつがやる必要なんてない

 「もうやめろ…」

これ以上…こいつの姿を見たくない

俺が予想していたとおり

自分が怪我をしていることに

気づいていなかった