そして。
来る8月11日。
私は朝から異常な上機嫌で悠くんの病室に向かう。
「おはよ、悠くん!」
「おう、彩希
テンション高いな」
「そりゃねぇ今日は…い」
「いちねんきねんび。
だろ?」
俺だってそのくらいは覚えてるよ、と悠くんは笑いながら言う。
それが嬉しくて、でも来年を思うと不安で、ちょっぴり寂しくなっちゃった。
「悠くん、プレゼントあるの。」
「ん?」
「アルバム。
なんか恥ずかしいから私が帰ってから見てね」
「了解」
来る8月11日。
私は朝から異常な上機嫌で悠くんの病室に向かう。
「おはよ、悠くん!」
「おう、彩希
テンション高いな」
「そりゃねぇ今日は…い」
「いちねんきねんび。
だろ?」
俺だってそのくらいは覚えてるよ、と悠くんは笑いながら言う。
それが嬉しくて、でも来年を思うと不安で、ちょっぴり寂しくなっちゃった。
「悠くん、プレゼントあるの。」
「ん?」
「アルバム。
なんか恥ずかしいから私が帰ってから見てね」
「了解」

