「信じてくれた?」
「うん。えーと、松本さんの妹さん、君の体で松本さんは妹さんの学校に行っているの?」
「ううん、私の体は病院で寝てるの。事故のあと、一度も意識が戻らなくて入院している」
事故にあってから一度も目覚めない自分の体のことを説明した。一度も目覚めていないから、お姉ちゃんの中身が私の中にあるかどうかは確認できていないことも話した。
それとこのことは親にも誰にも言っていなく、初めて岡くんに話したことも伝える。
「そうか。これからは妹さんの花実ちゃんだっけ? 花実ちゃんとして話をした方がいいよね?」
「んー、そうしてくれると嬉しいけど、私としてはお姉ちゃんじゃないと分かってくれるならどう接してくれてもいいよ
岡くんは腕を組み、今度は下ではなく上へと視線を向ける。私も同じように空を見上げた。
ほんのりオレンジ色になっていた。
とりあえず岡くんに話せて良かった。一人で抱えるよりも誰かに話せただけで心が軽くなった。
「うん。えーと、松本さんの妹さん、君の体で松本さんは妹さんの学校に行っているの?」
「ううん、私の体は病院で寝てるの。事故のあと、一度も意識が戻らなくて入院している」
事故にあってから一度も目覚めない自分の体のことを説明した。一度も目覚めていないから、お姉ちゃんの中身が私の中にあるかどうかは確認できていないことも話した。
それとこのことは親にも誰にも言っていなく、初めて岡くんに話したことも伝える。
「そうか。これからは妹さんの花実ちゃんだっけ? 花実ちゃんとして話をした方がいいよね?」
「んー、そうしてくれると嬉しいけど、私としてはお姉ちゃんじゃないと分かってくれるならどう接してくれてもいいよ
岡くんは腕を組み、今度は下ではなく上へと視線を向ける。私も同じように空を見上げた。
ほんのりオレンジ色になっていた。
とりあえず岡くんに話せて良かった。一人で抱えるよりも誰かに話せただけで心が軽くなった。


