「違うの! そういうのじゃなくて」
「違う? だって、君は松本さんの妹さんなんでしょ? すごいそっくりだよね」
「私とお姉ちゃんはあまり似てないよ。絶対そっくりではない」
岡くんは私の言うことにキョトンとした顔をした。私は持ってきていた自分のスマホを取り出し、お姉ちゃんと一緒に取った写真を探す。
出来るだけ最新のを探すが、なかなか二人で撮ることがなく……やっと見つけたのはお正月のだった。
おばあちゃんに行った時、去年から飼われているチワワと私が抱っこしてお姉ちゃんと一緒に撮ったものだ。
「これ、こっちが私なの」
「えっ? こっちが松本さんなのは分かるけど、この子が妹さん? 似てないね……でも。今は妹さんなんでしょ? どういうこと?」
私自身も理解できなかったから、他人には分かりにくいのも当然だ。
でも、今の状態は現実であって事実。説明して分かってもらえるといいけど。
「違う? だって、君は松本さんの妹さんなんでしょ? すごいそっくりだよね」
「私とお姉ちゃんはあまり似てないよ。絶対そっくりではない」
岡くんは私の言うことにキョトンとした顔をした。私は持ってきていた自分のスマホを取り出し、お姉ちゃんと一緒に取った写真を探す。
出来るだけ最新のを探すが、なかなか二人で撮ることがなく……やっと見つけたのはお正月のだった。
おばあちゃんに行った時、去年から飼われているチワワと私が抱っこしてお姉ちゃんと一緒に撮ったものだ。
「これ、こっちが私なの」
「えっ? こっちが松本さんなのは分かるけど、この子が妹さん? 似てないね……でも。今は妹さんなんでしょ? どういうこと?」
私自身も理解できなかったから、他人には分かりにくいのも当然だ。
でも、今の状態は現実であって事実。説明して分かってもらえるといいけど。


