花実の友だちは泣きながらとうん、うんと何度も頷く。その涙を見ているともらい泣きしてしまいそう。別の女の子も涙を浮かべていた。
「ありがとうございます。辛くなったら花実ちゃんを思い出して、がんばっていこうと思います」
花実に助けてもらったという子が言うと、他の子達も「私も」「俺も」と口々に揃えて言う。
そして、最後に柴山くんがまとめる。
「今日はお姉さんたちに会えて、話も出来て良かったです。俺たちはまだまだ迷うことが多いですが、一歩一歩がんばっていきたいと思います。そして、夢が叶えられた時はここに来て、花実さんに報告したいと思います。今日はありがとうございました」
柴山くんは本当にしっかりしている。彼の夢を聞いたら体育の教師だと教えてくれた。なるほどと頷けてしまう。
きっといい先生になれると思う。私も彼に負けないで、夢を叶えたい。
みんなを見送ってから、私たちは手を繋いだままで歩いていき、出入り口にある桜の木の前で立ち止まった。
「ありがとうございます。辛くなったら花実ちゃんを思い出して、がんばっていこうと思います」
花実に助けてもらったという子が言うと、他の子達も「私も」「俺も」と口々に揃えて言う。
そして、最後に柴山くんがまとめる。
「今日はお姉さんたちに会えて、話も出来て良かったです。俺たちはまだまだ迷うことが多いですが、一歩一歩がんばっていきたいと思います。そして、夢が叶えられた時はここに来て、花実さんに報告したいと思います。今日はありがとうございました」
柴山くんは本当にしっかりしている。彼の夢を聞いたら体育の教師だと教えてくれた。なるほどと頷けてしまう。
きっといい先生になれると思う。私も彼に負けないで、夢を叶えたい。
みんなを見送ってから、私たちは手を繋いだままで歩いていき、出入り口にある桜の木の前で立ち止まった。


