花実は知奈と話したことを反省していた。私が岡くんのことが好きだなんて、メッセージのどこにも書いていなかった。
この手紙を読むより先に私自身が自分で気付くようにして欲しいと思ったのかな。花実の言葉に惑わされないようにと。
最後の三枚目は、私への感謝の気持ちを伝えるものだった。
『お姉ちゃん、今までありがとう。
私の人生は16年と短いものだったけど、お姉ちゃんの妹に生まれて良かったよ。
いつもお姉ちゃんは優しくしてくれて私のことをかわいいとかわいがってくれた。
小学高学年になってもかわいいと抱き締めるから恥ずかしくなってやめてよと言って、お姉ちゃんを悲しくさせてしまってごめんね。
本当は嬉しかった。
いつも抱き締めてくれるお姉ちゃんの優しさが嬉しくて、お姉ちゃんが大好きだった。
私を抱き締めてくれてありがとう。
優しくしてくれてありがとう。
今意識が戻らない私がお父さんとお母さんに気持ちを伝えることが出来ないのが辛いけど、あとはお姉ちゃんに任せます。
お父さんとお母さんを私の分まで大事にしてね。
二人を支えてあげてね。
よろしくね』
この手紙を読むより先に私自身が自分で気付くようにして欲しいと思ったのかな。花実の言葉に惑わされないようにと。
最後の三枚目は、私への感謝の気持ちを伝えるものだった。
『お姉ちゃん、今までありがとう。
私の人生は16年と短いものだったけど、お姉ちゃんの妹に生まれて良かったよ。
いつもお姉ちゃんは優しくしてくれて私のことをかわいいとかわいがってくれた。
小学高学年になってもかわいいと抱き締めるから恥ずかしくなってやめてよと言って、お姉ちゃんを悲しくさせてしまってごめんね。
本当は嬉しかった。
いつも抱き締めてくれるお姉ちゃんの優しさが嬉しくて、お姉ちゃんが大好きだった。
私を抱き締めてくれてありがとう。
優しくしてくれてありがとう。
今意識が戻らない私がお父さんとお母さんに気持ちを伝えることが出来ないのが辛いけど、あとはお姉ちゃんに任せます。
お父さんとお母さんを私の分まで大事にしてね。
二人を支えてあげてね。
よろしくね』


