コーヒーショップに行くと、花実と一緒に写っている男の子がいた。この子だ思い「柴山くん?」と声を掛けた。
まだ少し幼さが残る顔立ちをしていて、キリッとした目は澄んでいて誠実そうな子だった。
実際、立ち上がって礼儀正しく挨拶をしてくれた。
「はい、柴山と言います。今日はありがとうございます」
「私は花実の姉の楓花です。昨日は突然キャンセルしてしまってごめんなさい。それに今日またわざわざ来てくれてありがとうございます」
最初の挨拶を済ませて私たちは座った。柴山くんはどことなく緊張しているようで手を膝の上に置いて、姿勢をよくしていた。
花実が好きになった子だけあって、感じの良い子だ。
「花実のお葬式に来てくれたよね? ありがとう」
「いえ。松本……あ、花実さんが亡くなったことは本当に残念で、今もまだ信じられません」
「花実のお友だちから聞いていると思うんだけど、今日は渡したいものがあって……これです。よかったらもらってくれませんか?」
まだ少し幼さが残る顔立ちをしていて、キリッとした目は澄んでいて誠実そうな子だった。
実際、立ち上がって礼儀正しく挨拶をしてくれた。
「はい、柴山と言います。今日はありがとうございます」
「私は花実の姉の楓花です。昨日は突然キャンセルしてしまってごめんなさい。それに今日またわざわざ来てくれてありがとうございます」
最初の挨拶を済ませて私たちは座った。柴山くんはどことなく緊張しているようで手を膝の上に置いて、姿勢をよくしていた。
花実が好きになった子だけあって、感じの良い子だ。
「花実のお葬式に来てくれたよね? ありがとう」
「いえ。松本……あ、花実さんが亡くなったことは本当に残念で、今もまだ信じられません」
「花実のお友だちから聞いていると思うんだけど、今日は渡したいものがあって……これです。よかったらもらってくれませんか?」


