『え……?』
『あたし、何度も何度も聞いたよね?イジメられてるのって。そしたら大丈夫って言ってたんじゃない』
『お姉ちゃん……』
目を潤ませた美亜があたしを見つめる。
その瞳は困ったように揺れていた。
『自分だけが辛いって顔しないでよ!!泣きたいのはあたしだって一緒だよ!?』
『お姉ちゃんも……辛かったの?』
『当たり前でしょ!?』
一気に頭に血が上る。
今までたまりにたまった不満があふれだす。
『家のことだってあたしがお願いしても美亜は全然手伝ってくれなかったでしょ!?学校でも家でもあたしのあとばっかりついて回ってあたしには自由がなかった!!友達にも美亜が友達がいないんじゃないかって聞かれてあたしがどんな気持ちだったのかわかる!?』
これ以上言わなくてもいい。
頭ではわかっていたのに心がいうことを聞いてくれなかった。



