「あたしが誰と一緒にいようとそれはあたしの勝手だよね?沢木さん達に命令される筋合いはないから」
柴村さんはあたしに初めて自分から声をかけてきてくれた。
番号を知りたいといったあたしのためにスマホまで買ってきてくれた。
その気持ちをむげになどしたくなかった。
だから、あたしは綾香たちの言う通りにはならない。
だれかが声を上げなくてはいけない。
そうしないといつまでたっても綾香たちに怯え、まともな学校生活が送れない。
あたしはただ楽しく毎日過ごしたいだけ。
みんなだってきっと同じはずだ。
綾香たち3人が気持ちを入れ替えてくれさえすれば、きっともっといいクラスになる。
「あ~、マズいなぁ……」
綾香の後ろにいたみやびが困ったようにつぶやく。



