イジメ返し2 ~恐怖の復讐劇~


今起こっている出来事を理解するのには時間が必要だった。

なにこれ。

どういうこと……?

今何をすべきなのかもよく分からずに目を左右に泳がせることしかできない。

動くことはおろか、声を発することもできない。

「柴村とつるんだところで、アンタには何の得もないから。これは警告。もしまた担任に変な告げ口したら今度はアンタの番だから」

綾香はそういうと、床に散らばるあたしの教科書を上履きで踏みつけた。

グリグリと何度も何度も執拗に踏みつける綾香を見つめていると、急に怒りが込み上げてきた。

おかしい。

こんなの絶対におかしい。

折れそうになっていた心を何とか奮い立たせてあたしは床に散らばる教科書を拾い集める。