イジメ返し2 ~恐怖の復讐劇~


でも、そんなに単純なことではなかったとすぐに思い知ることになる。

「柴村が抜けてアンタがあたしたちの班に入るってこと?」

「そう。そうすれば……」

「――何言ってんの、アンタ。なんでそんなことをアンタに決められなくちゃいけないわけ?調子乗ってんじゃねぇよ」

綾香が鬼のような形相で睨む。

「えっ……?」

予想外の反応に面食らう。

何かとんでもない失敗を犯してしまったかのように、背筋が冷たくなる。

「アンタが班に入ってあたしたちが喜ぶとでも思った?バカじゃないの。アンタ、どんだけ自分のこと過大評価してんのよ。アンタも柴村も同じ。ほぼ同類!」

「ちょっ、綾香言い過ぎだって~!!あんまりいじめちゃ可哀想じゃん。かわってくれるって言ってんだから、かわってもらおうよ。柴村よりはちょっとはマシじゃん?」

綾香に続いたマミの言葉に大きく目を見開く。

柴村さんよりは……ちょっとはマシ?

それってどういう……。