「静子ちゃんってば、最後まで優亜ちゃんのこと守ろうとするんだね~?最初で最後の友達ができてよかったねぇ~!」
カンナはそう言うと、柴村さんに近付き首元に黒い箱のようなものを押し当てた。
その瞬間、バリバリっという機械音がし、柴村さんの黒目が反転する。
その場に後ろ向きに倒れたまま、釣られた魚のように両手を両足をブルブルと震わせて痙攣し、口から泡を吹く柴村さん。
「ちょっ、柴村さん!大丈夫なの!?ねぇ、しっかりしてよ!!」
「あ~あ、カンナとしたことがスタンガンの電流をあげすぎちゃってたみたい~!」
筋肉が緩み、失禁してしまったのかもしれない。
柴村さんのスカートの周りに黄色いシミが広がる。
そのとき、ふと柴村さんの太ももにできた傷に目がいった。
鋭利な何かでさされたかのような傷跡。
「静子ちゃんの足の傷、気になる~?それねぇ、カンナが小学生の時、カッターで刺した時の傷だよぉ?」
「えっ……?前は沢木さん達がやったって――」
「あぁ、あれはぜーーんぶ嘘!カンナの作り話~!パパがねぇ、たまーに静子ちゃんと会うことを許してくれたの。だから1年に一回くらいこの家に遊びに来てはこの地下で静子ちゃんと遊んでたの。」
「遊んでた?」
「そうだよぉ~!この部屋に静子ちゃんを閉じ込めて電気を消したり、静子ちゃんの大っ嫌いな虫をたくさん放り込んだり~!静子ちゃんってば声も出さずに泣くの!楽しかったなぁ~!」
カンナは笑っている。でも、目は笑っていない。
「狂ってる……カンナ、狂ってるよ!」
思わず一歩あとずさるとカンナは一度きょとんっとした表情を浮かべた後、大笑いした。
カンナはそう言うと、柴村さんに近付き首元に黒い箱のようなものを押し当てた。
その瞬間、バリバリっという機械音がし、柴村さんの黒目が反転する。
その場に後ろ向きに倒れたまま、釣られた魚のように両手を両足をブルブルと震わせて痙攣し、口から泡を吹く柴村さん。
「ちょっ、柴村さん!大丈夫なの!?ねぇ、しっかりしてよ!!」
「あ~あ、カンナとしたことがスタンガンの電流をあげすぎちゃってたみたい~!」
筋肉が緩み、失禁してしまったのかもしれない。
柴村さんのスカートの周りに黄色いシミが広がる。
そのとき、ふと柴村さんの太ももにできた傷に目がいった。
鋭利な何かでさされたかのような傷跡。
「静子ちゃんの足の傷、気になる~?それねぇ、カンナが小学生の時、カッターで刺した時の傷だよぉ?」
「えっ……?前は沢木さん達がやったって――」
「あぁ、あれはぜーーんぶ嘘!カンナの作り話~!パパがねぇ、たまーに静子ちゃんと会うことを許してくれたの。だから1年に一回くらいこの家に遊びに来てはこの地下で静子ちゃんと遊んでたの。」
「遊んでた?」
「そうだよぉ~!この部屋に静子ちゃんを閉じ込めて電気を消したり、静子ちゃんの大っ嫌いな虫をたくさん放り込んだり~!静子ちゃんってば声も出さずに泣くの!楽しかったなぁ~!」
カンナは笑っている。でも、目は笑っていない。
「狂ってる……カンナ、狂ってるよ!」
思わず一歩あとずさるとカンナは一度きょとんっとした表情を浮かべた後、大笑いした。



