「なに、またあれやっちゃうのぉ?もう二人とも悪いなぁ」
みやびが楽しそうに笑う。
マミとみやびは示し合わせたかのように柴村さんを仰向けにすると、両腕を床に押しつけた。
両手を拘束された柴村さんが恐怖におののいた表情を浮かべて目を見開く。
綾香は柴村さんの太ももの上に座り、体が動かないようにする。
「じゃあ、脱いでみる?」
脱ぐって……何を……?
頭の中を駆け巡る疑問。
けれど、すぐにハッキリした。
「や、やめてください……」
柴村さんがか細い声で懇願する。
細い両腕を必死に動かして抵抗しているのに、マミとみやびにがっしりと押さえつけられているため動けない。
「泣いて許してくださいって頼めば考えてあげてもいいけど?」
綾香はニッと笑って言うと、柴村さんのYシャツに手をかけた。



