イジメ返し2 ~恐怖の復讐劇~


「――瑠香!!」

そのとき、前方からこちらに駆け寄ってくる人影に気が付いた。

遠くからでもすぐにわかる愛しい人のその姿。

関先生だ。

私は心の中でにんまりと笑った。

もうこの際はっきりさせておいた方がいいのかもしれない。

彼にとって大切なのは瑠香ではなく私だと。

「どうしてこんなところに来たんだ!!体は大丈夫なのか?」

「大丈夫よ。そんなに心配しなくても。健太郎、これお弁当」

お弁当を受け取った彼はようやく私の存在に気が付いた。

「若菜先生……どうしてここに……」

「ちょうどいいところに来てくれたわ。ねぇ、関先生。私と瑠香ってね、中学時代の同級生なの」

「え……?そうなのか……?」

明らかに動揺する関先生。

「えぇ」

瑠香が小さくうなずく。

「奥さんがいじめられっ子だったって知ってました?みんなに嫌われて疎ましがられて。恥ずかしいですよねぇ」

クックと喉を鳴らしてそう言うと、関先生の顔が急に強張った。

「まさか……まさか……瑠香をイジメてたのって……」

関先生が瑠香を見つめる。瑠香は小さくうなづいた。

その瞬間、関先生は崩れ落ちるようにその場に座り込み頭を抱えた。