授業中も休み時間も、頭の中はあの写真と30万のことでいっぱいだった。
昼休みになり、一度学校を抜けて歩いて数分の銀行に駆け込んだ。
『30万、今振り込んだから。ねぇ、お母さんたちって今どこに住んでるの?』
『ありがとう!助かったわぁ』
銀行を出て電話を掛けると、母は嬉しそうな声でお礼を言った。
聞いた住所を手帳に書き写す。
『今日の夜、直接会って今後の話をしましょう。仕事が終わったら電話するから』
『悪かったわね、加奈子』
『別に。ただ、これ以上迷惑かけないでよ。私にはもう関係ないんだから』
私はいら立ちを込めて終話ボタンを押した。
とにかく、これで母たちのことは一区切りがついた。
これから先、もう一銭たりともお金を渡したりしない。
「関先生……どうして返事をくれないのかしら」
銀行から歩いて学校へ戻る途中、スマホをチェックする。
既読マークがついているのに、返信はない。
慎重な先生は私との関係が切れることを恐れているんだろうか。
きっとそうだ。関先生には私しかいない。
昼休みになり、一度学校を抜けて歩いて数分の銀行に駆け込んだ。
『30万、今振り込んだから。ねぇ、お母さんたちって今どこに住んでるの?』
『ありがとう!助かったわぁ』
銀行を出て電話を掛けると、母は嬉しそうな声でお礼を言った。
聞いた住所を手帳に書き写す。
『今日の夜、直接会って今後の話をしましょう。仕事が終わったら電話するから』
『悪かったわね、加奈子』
『別に。ただ、これ以上迷惑かけないでよ。私にはもう関係ないんだから』
私はいら立ちを込めて終話ボタンを押した。
とにかく、これで母たちのことは一区切りがついた。
これから先、もう一銭たりともお金を渡したりしない。
「関先生……どうして返事をくれないのかしら」
銀行から歩いて学校へ戻る途中、スマホをチェックする。
既読マークがついているのに、返信はない。
慎重な先生は私との関係が切れることを恐れているんだろうか。
きっとそうだ。関先生には私しかいない。



