イジメ返し2 ~恐怖の復讐劇~


――あの子だわ。

授業が始まってからも腹の虫は収まらなかった。

校長室ではあの3人のことをなじられただけでなく、煙草の件まで持ち出されて叱られた。

私が煙草を吸っているのを知っているのは西園寺カンナだけだ。

あの子が校長に告げ口したとしか考えられない。

「じゃあ、この問題……逢沢さん解いてみて」

教科書片手に教壇に立ちそう指示を出すと、逢沢さんは困ったようにうつむいた。

無理もない。この問題は応用だ。簡単に解けるはずはなかった。

「……――わかりません」

すぐに白旗をあげた逢沢さんを私は睨み付けた。

「今までの授業をちゃんと聞いていれば分かったはずよ。最近、たるんでるんじゃない?この間の中間テストだって48点だったでしょ?」

私の言葉に教室中がザワザワとうるさくなる。

「……っ!!」

明らかに動揺している逢沢さんに心の中でほくそ笑む。


――瑠香のお腹の中には赤ちゃんがいるの。瑠香、幸せに暮らしてるから。

マリの言葉が脳裏をよぎる。

もっとだ。もっと苦しめばいい。

瑠香を苦しめられない分、代わりにアンタを苦しめてやる。