翌朝、職員室に着くとすぐ、私より一つ年上の職員が私に駆け寄ってきた。
「あなたのクラスの沢木さんと小山田さんと渡部さんが昨日の夜、補導されたみたいよ」
「えっ……!?」
言葉を失う。
「あの3人、2回目でしょ?あなたの監督責任を問われるんじゃないの?あっ、そうそう。そのことで校長先生が話があるみたい。大変ねぇ。でも、頑張って!」
臨時職員から正職員になれる大チャンスを逃さないようにね、という心の声が透けて聞こえてくる。
何かにつけて私のことを目の敵にするこの女が私は大っ嫌いだ。
「ご忠告ありがとうございます。でも、先生は私のことではなく自分の心配をなさった方がいいと思いますよ?」
「え?」
私はわざとらしいほど満面の笑みを浮かべた。
「先生、知ってます?クラスの子に眼鏡ババアなんてあだ名つけられて裏で笑われてるの」
「なっ!!」
「もう少し身なりに気を付けたほうがいいですよ?私、先生と一つしか年が違わないけど生徒達からババアなんて呼ばれたこと一度もありませんから」
私はアンタにバカにされるような人間じゃないのよ。
わなわなと怒りに唇を震わせる横を涼しい顔で通り過ぎて、校長室に向かう。
途中、関先生と目が合った。
にっこりと微笑んで頭を下げる。
でも、なぜか関先生は私と慌てて目をそらしてうつむいてしまった。
ああ、そうか。職員室でのアイコンタクトはマズかった。
私はフッと笑うと、校長室の扉をノックした。
「あなたのクラスの沢木さんと小山田さんと渡部さんが昨日の夜、補導されたみたいよ」
「えっ……!?」
言葉を失う。
「あの3人、2回目でしょ?あなたの監督責任を問われるんじゃないの?あっ、そうそう。そのことで校長先生が話があるみたい。大変ねぇ。でも、頑張って!」
臨時職員から正職員になれる大チャンスを逃さないようにね、という心の声が透けて聞こえてくる。
何かにつけて私のことを目の敵にするこの女が私は大っ嫌いだ。
「ご忠告ありがとうございます。でも、先生は私のことではなく自分の心配をなさった方がいいと思いますよ?」
「え?」
私はわざとらしいほど満面の笑みを浮かべた。
「先生、知ってます?クラスの子に眼鏡ババアなんてあだ名つけられて裏で笑われてるの」
「なっ!!」
「もう少し身なりに気を付けたほうがいいですよ?私、先生と一つしか年が違わないけど生徒達からババアなんて呼ばれたこと一度もありませんから」
私はアンタにバカにされるような人間じゃないのよ。
わなわなと怒りに唇を震わせる横を涼しい顔で通り過ぎて、校長室に向かう。
途中、関先生と目が合った。
にっこりと微笑んで頭を下げる。
でも、なぜか関先生は私と慌てて目をそらしてうつむいてしまった。
ああ、そうか。職員室でのアイコンタクトはマズかった。
私はフッと笑うと、校長室の扉をノックした。



