初恋があなたで良かったです。


ガタ!

彩ちゃんは、立ち上がって抱きついてきた

『あ、彩ちゃん!?ここ、カフェ。』

ヒクヒクっと彩ちゃんのすすり泣く声が。

「そんな恋してたんだねっ…。ごめんね、無理やり聞き出して。ほんとにごめん。ぐす。」

『ううん。彩ちゃんに聞いて欲しかったの。』


そう、だから謝らないで?と言うと。

「うぅ。花!次ぎの恋があるよ!」

うん。と頷く……



「でもさ、次の恋もいいけど…花はその、彼に会いたいんでしょ?」

彩ちゃん……っ。

『うん…っ。ふぇ…会いたいよ。』

私と彩ちゃんは、その後泣き続けた。