彩ちゃんになら、教えてもいいかな。
『私ね…初恋が高校1年の時なの』
私が話を切り出すと、彩ちゃんは
「え?初恋遅いんだね?」
うん…と頷く
『出会いも変でね。私が屋上で寝てて起きた時に彼が現れたの。』
『私は、関わるつもりはなかったけどいつも〝花ちゃん〟ってあの笑顔で呼ばれることに、私はあの時もう恋をしてたのかもしれないの。でも、初恋がまだの私は恋するタイミングを知らなくて気づいた時には、彼は転校したの…。』
「え、……」
『私ね。彼と最後に会った日に言われたの〝私と出会えて良かった…〟って。私は、彼になにも言えず初恋は終ったの…』
ふぅー。と話し終えると
