「ふぁぁあ…。よく寝た」

気がつけばもう昼になっていた。

「…あれ?翼?」

翼どこに行ったんだろ…

「…翼にだって生活あるもんね。私はあんまり干渉しちゃいけない!」

そう言い聞かせて、私は海の家をでた。

「どこに行こう…」

一応、書き置きはした。”でかけて来るね〜♪”と。

「…あ、お母さんに今日も泊まるって電話し…」

うそっ!!充電切れてるぅ?!

「まじかぁ……。公衆電話は…」

あった!!

ープルルルルル。ガチャー

「あ、お母さん?」

『立海?どうしたの?』

「私ね、日曜日の夜に帰って来るね!」

『はぁ?!』

「そういうわけだから!」

『ちょ、まっ…迷惑かけるんじゃな…』

ーブチッー

やっぱり10円じゃ長く持たなかった…