早見くんといるのに、 川上くんを思い出す。 思い出すなら あの笑顔がいい。 なのに、 思い出すのは、 ――――――関係ない。 あの苦笑い…… 思い出せば 思い出す程、 泣きそうだけど、 早見くんにはそんなの見せれない。 とりあえずベンチに座り、 「えっと、なんかごめんね」 ありがとうねと、 笑った私に、 早見くんから 思ってもない告白がきた―――――――。