その日のバイトは極力2人と関わらないよう、 ひたすら事務に打ち込んだ。 帰りは、川上くんのほうが終わるのが少しだけ早い。 だから会う事もない。 ラストまでじゃない、バイトも終わり、 残ってる他の人にお先失礼します、と1人早く外にでた。 もう、ぐちゃぐちゃだ。 「笑ちゃん」 ぐちゃぐちゃな時になんで、 なんで… なんで――――――――。 こんなにタイミング良く声をかけてくるんだろう。 「早見く……ん。」