結局、その後、 就活も無事終わって、 すっかりそんな事忘れてた。 でも、相変わらず毎日は 色褪せていて……。 あーそうだ。干物。 干物女の心配してて……。 川上くんと出会ったんだ。 私の世界に…… 色褪せてた視界に 綺麗なキラキラが降ってきて。 この人の笑顔を もっと見たくて。 その声を聞きたくて。 私は恋したんだった。 それをこの手で掴みたくなったんだ。