「あ、そういえば小林くん昨日弟陸上部か聞いてたよね?弟のこと知ってるの?」
「知ってるよ〜俺ら中学のとき陸上部だったし!」
「え、今川くんも!?って、二人とも陸上部!?」
「そうだよ〜だからよく上位入賞してた弟くんのことは俺らも知ってたんだ。あ、ちなみに俺が100mで真弘は長距離ね!」
「そうなんだ!じゃあ、私も二人とすれ違ったりとかしたことあるのかなぁ」
綾香は驚いたあと、感心してように頷いた。
「あー俺たぶん綾香とすれ違ったことならあるぞ?」
「え!?」
そしてまた驚いたように勢いよく俺を見た。
感情が素直にそのまま顔や行動にでる綾香が可愛すぎて思わず口元が緩みそうになる。
…堪えたけど。
「小林くん、私のことも知ってたの?」
「いや、何回か文野龍哉が私服姿の女と歩いてるところ見たことあったんだけど今思えば綾香の面影あったなぁって。」
流石に綾香のこと知ってたとは言えない俺はそう誤魔化した。


