私だけには甘い彼!?


なんでそんなにキラキラしてるんだと聞こうとしたら。


「龍哉、おはよう。」


と、誰かが龍哉の前に立った。


「あ、玲央おはよう。」


「あれ、平山じゃん!」


「わぁ平山くん、久しぶりだね〜」


いつのまにか駅まで来ていた。


龍哉に声をかけてきてくれたのは龍哉の親友であり、同じ陸上部の長距離仲間である平山玲央(ヒラヤマレオ)くんだった。


「明香先輩、綾香先輩、お久しぶりです。」


「姉ちゃん、明香姉、俺らそろそろ行くね〜」


「綾香先輩、明香先輩また中学にも遊びに来てください。」


「うん、またね〜」


「また中学にも行くわね〜」


私たちは2人に手をふる。


「綾香、 電車来たしうちらも行こっか。」


「そうだね。」


そして駅に向かって歩き改札口を抜けて電車に乗りこんだ。


まだ少し余裕のある車内は座席もまぁまぁ空いており2人で並んで座った。


「あ、そうだ綾香。今日のお昼第二図書室だから!」