「龍哉がいいなら綾香の家でやりたいなぁって話してたの。綾香からはOKもらったし、週末おばさんもおじさんもいないんでしょ?」
「姉ちゃん」
龍哉にじっと見られる。
「な、なに?」
「 俺、そんな話聞いてないんだけど。」
「ごめんごめん、昨日話すの忘れてた。」
私は胸の前で手を合わせて龍哉を見上げた。
龍哉の方が背高いから見上げないと顔見れないんだよね。
ちなみに私が150センチで龍哉が168センチくらい。
龍哉はまだまだ身長伸びてるらしく正直見下ろされてる感があってムカつく。
「…まぁ、いいけどさ。あ、勉強会もウチでやっていいよ。むしろやって!」
「う、うん」
若干龍哉の勢いに引いていると。
「あ、ちなみに昨日綾香が弟もいるけどいいか聞いたら二人ともいいって言ってたし龍哉も一緒にいていいわよ。」
そうあすちゃんが言って。
さらに、小林に会いたいでしょ?と付け加えたあすちゃんに目をキラキラさせて頷く龍哉。


